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第76話  「自分だけが切られた」と知る

ผู้เขียน: marimo
last update วันที่เผยแพร่: 2026-03-17 20:31:01

軟禁三日目の朝。

南條邸の自室で、沙耶はベッドに腰掛けたまま、スマートフォンを強く握りしめていた。

窓の外は、いつもと変わらない静かな庭。

鳥の声さえ、今日はやけに遠く感じる。

何度リロードしても、画面に表示されるニュースは変わらない。

南條財閥と神崎財閥の不祥事は、連日、大手経済紙から週刊誌、ネットニュースに至るまで、見出しを占拠していた。

「信用失墜」「内部不正」「財閥令嬢の関与」

刺激的な言葉が、無遠慮に並んでいる。

だが――

「……?」

沙耶の指が、ふと止まった。

神崎和真。

彼の名前が、どの記事にも出てこない。

何度スクロールしても、どんな関連ワードで検索しても、

出てくるのは“神崎財閥”“組織改編”“若手役員の処分”といった、ぼかされた表現ばかりだ。

神崎財閥は「経営判断の失敗」として責任の所在を曖昧にし、

一部役員の更迭と組織改編を発表していた。

和真は、表向きは“療養中”という扱いで、完全に姿を消している。

――やられた。

その事実が、じわじわと沙耶の神経を逆撫でする。

一条竜星も同じだった。

海外拠点に移ったという噂だけが、業界内で囁かれている。

名前は出ても、「直
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